会社で働いているといろんな人間関係の構築が必要になります。
もちろん素晴らしい同僚や仲間もいれば、嫌いな上司や生意気な部下、理不尽なクライアントもいることでしょう。
そんなさまざまな会社人間関係で重要なのが上司です。
「上司が嫌い」こんな状態では毎日のストレスも大きく会社で働くのがツラくなります。
結果としてメンタルのバランスを崩し、最悪退職となるケースも。
この記事では、上司が嫌いそんなアナタに嫌いな上司と付き合い方から最終手段までご紹介。
毎日毎日嫌いな上司との関係に悩まれている方はぜひご覧になってください。


この記事で伝えたいこと
みんな嫌いな上司がいるんです!
長く働いていれば、そりが合わない、気が合わない、嫌いな上司の1人や2人、いてもあたりまえです。
実際のところどうなのか、「マイナビ転職」が働く20~30代の男女113人に、「職場に嫌いな上司がいますか?(いましたか?)」というアンケート結果を発表しています。
「いる」と答えたのは全体の73.5%、ほとんどの人が「嫌いな上司」がいるのです。
「私は上司といつも合わない」「いつも上司と対立する」なんて悩む必要はありません。
みんな嫌いな上司がいるのです。
注意!ハラスメントに該当する時は信頼できる人に相談を!
これから嫌いな上司について「どんなタイプがいるのか」「嫌いな上司」と上手に付き合う方法、耐えられなかったときの最終手段をご紹介していきます。
大事なことはあなたのフィジカルやメンタルに悪影響を及ぼすような上司の言動は、モラハラ・パワハラにあたることがあるということです。
ハラスメントに該当するような上司の場合、我慢する必要はありません。
ハラスメント例
- 暴力を振るわれる
- 人格を否定するような暴言を浴びせられる
- 性的な嫌がらせをされる
- 無視される・仲間はずれにされる
こうしたハラスメントを受けた場合は、他の上司や社内の窓口に相談、もしくは社外の窓口に相談しましょう。
労働局や法務局で相談にのってもらえます。上司の言動がハラスメントかもと感じたら一人で悩まず、すぐ相談しましょう。
ハラスメント相談窓口

上司が嫌い!ってそもそも何が合わないの?嫌いな上司7つのタイプ
上司が嫌いといってもその理由はさまざまです。
ここではまず「上司を嫌いになる」代表的な7つパターンをご紹介します。
没コミュニケーション型上司
部下に対して自らコミュニケーションを取る必要がないと考えている上司です。
自分自身に絶対的な自信を持っており最終的に部署内の業務は自身でコントロールできるため、コミュニケーションの必要性を感じていません。
業務外はおろか業務でも必要最低限のコミュニケーションすら自ら取ろうとしません。
業務に対するアドバイス等がまったく得られないことになります。

部下とコミュニケーションをとろうとしない上司では、最終的な業務到達点や上司が望んでいる成果が伝わってきません。
部下は「どうしていいかわからない」ケースが多くなり、仕事を効率よくすすめることができなくなります。相談すらできないようでは上司として失格です。
脳内筋肉体育会型上司
「何事も気合があれば乗り切れる!」「成績が伴わないのは気持ちが足りないから」「自分が若いころは休まず仕事した!だからオマエも…」といわゆる体育会系上司です。
体育会系上司は、精神論を多く振りかざしてきます。「努力」「やる気」があればどんな方法であっても成果が出ると信じて疑いません。
また旧来の体育会系部活動で多く見られるような、絶対服従的な上下関係や「労働」を目的とした作業方法を重視します。

自分自身が新人の頃からそのやり方で成功を収めてきているので、経験に絶対的な自信を持っています。
そのため体育会系上司は、過去の自身の成功体験や根拠のない精神論を持ち出し、自分と同じ仕事の仕方を強制します。
自己に対する批判はいかにロジカルなものであっても聞く耳を持たないことが多いのも特徴のひとつです。

ネチネチ嫌味型上司
没コミュニケーション型と異なり、コミュニケーションを取る必要性は感じているのですがその取り方に問題がある上司です。
話題の多くは否定から入り、その理論を文字通りネチネチと長時間聞かされます。
ポジティブな成果に対しても、最終的にネガティブな締められ方をするのは部下として決して面白いものではありません。
話し方のクセだったり余裕のなさからこのようなタイプになるケースもあるのですが、本人の憂さ晴らしを兼ねている事もあるため上で見た2タイプよりも純粋な悪意が含まれる場合もあります。
攻撃的な上司
すぐに感情をむき出しにし、暴言を吐いたり決めつけで叱りつけたりする上司です。
普段温厚でも急に爆発したり、常にイライラしていて周囲に気をつかわせるような、感情の起伏が激しすぎる上司は嫌われます。
その上司の言動の抑止力となる存在がいない職場の場合、モラハラ・パワハラへ発展することもあります。

無能上司
無能な上司も嫌われます。
この人の元で働いていたら自分は成長できるのか不安になります。また自分自身が将来こんな上司になるかな、と思うとゾッとするような上司です。
無能なのでチームの方向性も曖昧、指示もない、目標は万年未達、新規アイデアもナシ・採用されない、昇給昇格も期待できないと、のこの上司の下だと仕事がつまらない毎日になることでしょう。
また無能なので適格な指示ができず、後に指示内容がコロコロ変わり、効率的に業務をすすめることができません。
この人の元で働いていたら自分は成長できるのか不安になります。
自分自身が将来こんな上司になるかと思うとゾッとしますよね。

仕事がつまらない
仕事がつまらないと感じる原因は科学的に解明されています。
無責任上司
問題がおきると「自分は把握していませんでした」と責任逃れし、部下に責任を押し付ける上司です。
そのくせ、仕事内容が評価された時は手柄を横取りするようなズルい上司です。
しっかりマネジメントできている上司なら「把握していませんでした」なんていう状況はありえません。チームリーダーとしての自覚が不足している上司は嫌われます。
えこひいき上司
上司も人間ですから、部下に対して好き・嫌いもあります。
しかし、それをあからさまに態度に出すようではいけません。相手によって態度を変える人は信用できません。
ひいきされている人も、それを見ている周りの人も決して良くは思いません。ひいきされている人にとっては迷惑なだけです。


こんな嫌いな上司たちと上手に付き合っていく方法をご紹介いたします。
嫌いな上司と上手に付き合うには
会社という組織で働いている限り、いくら「嫌いな上司」といえども今すぐに付き合いをなくすことはできません。
では運悪く前述のような上司にあたり、上司が嫌いになってしまった場合どのようにしたらいいでしょうか。
上司側を変えるというのは現実難しい話です。
会社に認められたので上司のポジションに座ってるわけで、イチ部下が「あの上司嫌いなので変えて欲しい」といったところで立場が苦しくなるのは自分のほうです。
となるとまずは自分が変わるしかありません。嫌いな上司との付き合い方についてご紹介します。
嫌いだからこそ礼儀正しく接する
嫌いな上司と余計なトラブルに見舞われないようにするために、嫌いだからこそ礼儀正しく接しましょう。
挨拶・返事にひと工夫加えるだけでよいのです。
「◯◯さん、おはようございます」と、名前を付けて目を見て挨拶するだけでも、相手のあなたに対する印象がぐっと良くなるものです。
「この部下はいいな。自分に対して敬意を払ってくれているな」と思わせることができれば、意地悪く絡んでくることも少なくなるはずです。
上司の話をじっくり聴く
嫌いな上司の話なんてききたくないでしょうが、ここはあえてしっかり耳を傾けるようにしてみましょう。
- 相手の話を途中で遮らずに最後まできく
- 相手の話を否定せず違いを受け入れる
- うなずいたり、あいづちをうつことで「あなたの話をしっかり聴いています」と態度で示す
こうした「話をきく技術」は、他のあらゆるビジネスシーンでも有効です。
相手が本当はどういう考えなのか理解できれば、適切な対処をとることができます。また上司も真摯に自分の話をきいてくれる部下に、悪い気持ちは起きないものです。
こまめにホウレンソウする
嫌いな上司となるべく話をしたくないなら、こまめに報告・連絡・相談(ホウレンソウ)しましょう。
こまめにすることで1回のホウレンソウが短くすみますし、上司の意に沿わない状況にあった場合、迅速に修正することができます。
報告する前に何を言うべきか事前に整理しておくと、簡潔かつシンプルな報告で済ませることができます。

いい面を探す
どんな嫌な上司でもいい面があるはずです。何かしら評価されて上司になっているはずですから。
10個ダメでもいい面1個を探し、その部分から学び取りましょう。
意外とダメな10個からいい面がでてくることあるんです。
「細かくてめんどくさい人だな」が実は「慎重派でミスが少ない仕事を完璧にする上司」だったりするのです。
「仕事丸投げで何もしない上司」が実は「全面的に任せてくれて1年後には部下が成長することができる上司」などもありえます。
どこからいい面必ずあるはずです。その部分をしっかりみて上司を見直してみませんか。

一旦は素直にフィードバックを受け入れる
いくら上司の言うことが気に入らなくても、与えられた指示や指摘を完全に無視してはいけません。
アドバイスされたら一旦は受け入れ実践してみましょう。
自分の言うことをよく聞いてくれているな、と、あなたに好印象をもつことでしょう。
その嫌いな上司とうまくいっている同僚に相談する
あなたの嫌いな上司が、他の同僚とはうまくつきあえている、なんてことはありませんか?
あなただけが苦手に思っているだけで、実はみんなに信頼されている良い上司かもしれません。
なぜ自分とはうまくいかないのか、ソリが合わないのか、その上司とうまくいっている同僚に相談してみると意外な突破口が見つかるかもしれません。
話し合う
一番オススメなのが「話し合う」です。
会議室なり一緒にランチにでもいって2人きりで膝詰めでじっくり話し合いましょう。
上司のどこが納得出来ないのか思い切ってぶつけてみるのです。2人きりならしっかり話を聞いてくれることもあるんです。


「かわいそうな上司だ」と哀れむ(下に見る)
上司より結果を出すのが難しいなら、上司自体を「不幸な人で、まったく満たされず、会社でうっぷんを晴らすのが唯一の楽しみという可哀想な人」と見てみましょう。
何をされても言われても、「こんなことでしか自分の存在意義を見出せないなんて可哀想な人だ」と哀れんでいると、気にならなくなるものです。
本当に精神的に病んでいる人もいます。
「この人はきっと病気なんだ、気の毒だな」くらいに思って、「仕方がないな」とスルーしてしまうのもアリです。
周りに愚痴って憂さを晴らす
あなたの気持ちを理解してくれる人が同じ職場にいるだけで、辛さが軽くなることもあります。
辛い気持ちを共感してくれる相手を見つけましょう。
ただし、いつまでも愚痴ぐちしていると今度はあなたの評判が落ちてしまうので気を付けましょう。
愚痴る相手は選んで、ガーッと愚痴って憂さを晴らしたあとは、スッキリ気持ちを切り替えましょう。

完全にスルーする
変えることのできない上司にイライラするだけ労力のムダなので、スルーしましょう。
そもそも完璧な上司などこの世の存在しないのです。もちろん自分自身だって劣ってる面や迷惑かけている面もあるはずです。
自分にとっていい人がいれば嫌な人もいるのです。人は変えられません。なので気にせず自分のペースで仕事をしましょう。
時々呼ばれたり注意されてイラッとすることもあるでしょうが、5秒後に忘れて自分の仕事をするのです。


上司より結果出す
仕事はできない、面倒なことからは逃げる、ミス・トラブは部下に押し付ける、部下の手柄は奪い取る、こんな典型系な嫌な上司も残念ながら世の中にはたくさん存在します。
何かの間違えか「先に入社しただけ」という理由で上司になってしまってる人もいるんです。
そんな上司は逆にチャンスです。
上司より成果を出して追い抜きましょう。そんな上司はまわりからの評価も低いはず。
その上司のもとでしっかりと成果を出し続けていればいつかは自分が上司のポジションに上がれるはずです。
ただ上司を追い抜くというのは会社にもよりますが、数年かかることもあります。辛抱できるか考えなければなりません。
会社行きたくないときは
会社行きたくない!と思った時に試す方法をご紹介。
いくつかの嫌いな上司の対処法をご紹介してきました。すぐに実践できるものもあると思います。
もし「すでにそのくらいのことはやっているよ」また「もう我慢の限界!」という人に、嫌いな上司に対する最終手段をこれからご紹介していきます。
上司が嫌いでどうしようもない!嫌いな上司に対する最終手段をご紹介


上司側からのコミュニケーション方法は変わらないのですから、うまくやっていこうとコチラが思っていても正直なところなかなかうまくいはいきません。
「部下のために自分が変わる」という考えの上司なら、最初から嫌な上司ではないのですから。
部下に嫌われようが気にしない上司だから「嫌な上司」なのです。困ったものです。
そこで最終手段を4つ紹介します。ただしいずれも会社を辞める覚悟の内容です。
上司の上司、あるいは人事課に相談する
上司の上司や「社内の第三者的な立場」の人事課に相談し、アドバイスや助言をもらいましょう。
あなたが上司とうまくいっていないことを、上の人や人事に知ってもらうことによって、何かしらの対策が講じられるかもしれません。
別の上司の元へついたり、別の部署へ異動ということも期待できます。
ほかの部署に異動願いを出す
上司への不平・不満を人事などには話さず、ずばり異動願いを出しましょう。
「別の部署でやっている仕事・プロジェクトに興味があって」などの前向きな理由で希望を出すのが良いです。
すぐには難しいかもしれませんが、嫌いな上司と離れるための布石を打つことはできます。
徹底的に戦う
心の底から上司が嫌なら上司と徹底的に戦う方法もあります。
上司の意見に納得できなければ会議などの場で真っ向から反論し、指示がないなら自分で決めてどんどん仕事を進める。
さらには他のメンバーも巻き込んで上司をやっつけるのです。
上司のほうが居づらくなって上司から降りるか、上司が異動するか、会社を去るかそうなるまで戦い続けるのです。
ただし戦いに失敗すると自分の立場が苦しくなります。
上司が嫌で会社辞めるくらいの覚悟があるなら徹底的に戦ってみる方法もありです。
転職する
残念ながら相談をしても何をしても状況の改善が見られない場合は、退職を検討するのもひとつの方法です。
ただし感情的に退職するのではなく、しっかりと準備して転職先を探してから退職しましょう。
面接時に転職理由について詳細を問われた際に「人間関係による退職検討中」と「人間関係によって退職したため、次を探している」のではやはり面接担当の受ける印象は異なります。
後者はどうしても「無計画」「人間関係構築が拙いのでは」という受け取り方をされマイナスに取られかねません。
勤務しながらの転職活動なのでその際は転職エージェントの利用は必須です。
勤務中のことを理解してくれ、希望の転職先の紹介から、書類選考から面接のアドバイス、面接時間・入社日の調整まで変わって行ってくれます。
転職エージェントについて
年齢やキャリア別に転職エージェントを紹介しています。
今より良い会社に転職することで嫌いな上司ともスッキリ別れられるでしょう。


嫌いな上司とのうまくやる方法から最終手段まで まとめ
嫌いな上司との関係をスッキリ解決・解消する方法をご紹介してきました。
実は人間関係は相互作用的なところがあり「上司が嫌い」という思いが一方通行ではなく、上司側からも「この部下は苦手だな」となっていることがほとんどです。
反対にどちらかが歩み寄れば解消されることもありますし、長期化するとお互い嫌いな関係は修復されないまま最悪の状況になっていくのです。
嫌な上司はスルーするのが一番ですが、スルーできなければストレスになるばかりです。
話し合うのか戦うのか、もしくは転職するのか…アナタの仕事人生が輝かしいものになるため行動を起こしましょう。
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