「やりがいのある仕事」ビジネスパーソンは起きている時間の半分以上、仕事に関わっているのですから、心の底からやりがいを感じる仕事に就きたいものですよね。
仕事がやりがいある人生幸福度も上がります。
そんな「やりがいのある仕事」って…みんな巡り会えるものなのでしょうか。それともしぶしぶ選んだ仕事でも、がんばっていくうちにやりがいを感じていくものなのでしょうか。

2007年にアメリカ心理学会(APA)が20万人を超える人に対して調査を行い、「仕事のやりがい」について科学的に発表をしていました。
このレポートによるとやりがいには大きく5つの要素があったのです。
今回はこのアメリカ心理学会のレポートを元に「仕事のやりがい」についてご紹介していきます。
ぜひやりがいある仕事に就くためのヒントにしてください。

転職マニュアルZではさらに具体的に踏み込んで転職する際の「やりがいある仕事の見つけ方」をご紹介します。
やりがいのある仕事とは
アメリカ心理学会(APA)が20万人超に調査したところ人が仕事にやりがいを感じるのは大きく5つの要素があるとレポートで発表しています。
ちなみのこの調査はその後世界各国で共通する、という研究結果も出ています。


やりがいを感じるのはこの5つです。
やりがいを感じる仕事
- 自分で仕事をコントロールできるか
- 仕事の内容に幅があるのか
- 適度な難しさがあるのか
- フィードバックがあるのか
- 全体に関われるのか
それでは1つずつ説明してきます。
自分で仕事をコントロールできるか
どれだけ自分で仕事をコントロールできるか、というのがやりがいを感じる重要なポイントの一つです。
口うるさい上司から常に命令を受け、仕事内容を強制されていると仕事にやりがいを感じなくなってしまいます。
自分で仕事作りだし自分の判断で仕事進められる、というのがやりがいを感じる重要なポイントです。
仕事の内容に幅があるのか
仕事内容がある程度多岐に渡っている方が人はやりがいを感じます。同じ仕事を何年も続けていると徐々にやりがいを感じなくなってしまうのはそのせいです。
業務の幅が広くいろんな仕事にチャンレジでき、達成とともに次の新しい仕事へ…というのがやりがいを感じる仕事なのです。
適度な難しさがあるのか
やりがいを感じる仕事とは適度な難しさも重要です。
スキルや経験がなくても簡単に誰にでもできるような仕事にはやりがいを感じません。また難易度や目標が高すぎて「絶対にできっこない」と思われてしまうレベルの仕事も、最初から諦めてしまうのでやりがいを感じないのです。
ちゃんと適正に努力すれば達成できる、という適度な目標・難易度の仕事にやりがい感じるのです。
フィードバックがあるのか
フィードバックもやりがいには重要です。
自分が行った仕事がしっかりと評価され仕事内容が褒められたり、より良くなるようなアドバイスを受けると人は仕事にやりがいを感じます。
また大きく関わってくるのが評価が給与への反映されることです。
がんばって成果を出したら目に見える評価として給与・賞与に反映されると強いやりがいを仕事に感じます。
全体に関われるのか
また仕事全体に関わっているかどうかも重要です。
大きな枠組みの一部の仕事だけ、しか関われないとやりがいを感じませんよね。
たとえば市場調査から商品企画、開発、セールス、マーケティング、アフターフォローと事業全体にかかわれる仕事はやりがいを感じます。
それに対して「セールスだけ」「市場調査だけ」でそれ以外のことは一切知らされない、という事だと人はその仕事にやりがいを感じなくなってしまいます。
また特にユーザーからのフィードバックがとても重要だともレポートでは述べています。
「自分が関わった仕事がユーザーの役に立っているのか」「世の中をより良くしているのか」そんなことを感じると人は自分の仕事に強いやりがいを感じるのでうす。

みんなやりがいのある仕事ってどうやって見つけているの?
やりがいを感じる5つのポイントをご紹介してきました。
では実際にやりがいを感じる仕事に就いている人とそうではない人の違いは何なのでしょうか?
実際に周りを見渡してみると、一部の天才や小さい頃からの「○○になりたい」という夢を叶えた1%レベルの人を除いて、残り99%の人は「たまたま就いた仕事」の中でやりがいを見出しています。
どうやら自分がやりがいを感じる仕事を探すより、このやりがい感じる5つの要素を今の仕事の中から見出していく方が、仕事にやりがいを感じ充実した人生を送れる可能性が高そうです。

やりがいのある仕事の探し方
今の仕事でこの「やりがいの感じる5つ要素」を見いだせればいいのですが、実際は難しい場合もあるでしょう。
その場合は、異動・転職など仕事自体を変えるということも考えなければなりません。
「やりがいの感じる5つ要素」に沿って、具体的にやりがいのある仕事みつけるポイントをご紹介します。
やりがいのある仕事探し
- 世の中にインパクトを与える"可能性"のある仕事
- リーダー・マネージャーといったポジション
- 上司が「任せる主義」の人のチームに入る
- 成長業界であること
- ユーザーの声が直接聞ける仕事
世の中にインパクトを与える"可能性"のある仕事
これは「フィードバック」があるか「全体に関われるのか」に関係しますが、仕事をしていてやりがいを感じるのは自分の仕事が世の中に何らか影響を与えている仕事です。
これは実際に大きな影響を与えてなくても「与えている」もしくは「今後与えるはず」と思えればOKです。
昔まったく流行る見込みのないウェブサービスの会社にいたことがありますが、そのときは「このサービスはきっと世の中を便利する」と思い込んでいたので、全然流行らなくても仕事にとても強いやりがいを感じていました。

当時は毎日仕事は楽しく、利用者が少しずつ増えているを見るのはとてもやりがいがありました。
影響が狭い範囲の仕事よりは世の中に大きな影響を与える可能性がある仕事のほうがやりがいを感じるので、そんな仕事を探しみましょう。

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リーダー・マネージャーといったポジション
これは「自分で仕事をコントロールできるか」に関係しますが、リーダーやマネージャーといった管理職は自分の裁量で仕事をコントロールできる部分が増えるので、仕事にやりがいを感じることが多くなります。
また管理職ポジションになる自分で目標設定に関われるので「仕事の難易度」も自分で調整できるようにもなってきます。
若手や新人では難しいですが、「やりがいのある仕事を探す」という点で考えると、早めにリーダー・マネージャーといった管理職ポジションにキャリアアップすることがおすすめです。

上司が「任せる主義」の人のチーム
これは「自分で仕事をコントロールできるか」に関係してきますが、上司が「部下に仕事を任せる主義の人」の元で働くのもおすすめです。
上司が「部下徹底管理タイプ」だと鍛えられ成長するという側面もありますが、管理される過ぎると仕事自体にやりがいを感じにくくなります。
面接などで上司が部下にどんどん仕事を任せるタイプなのか、社風として現場に任せる会社なのか見極めることが重要です。
成長業界であること
これは「仕事の内容の幅があるか」に関係してきますが、成長業界で働くと新しいサービス・技術が生まれ、会社でも新しい人材がどんどん入ってきて新しいプロジェクトが発足します。
衰退業界だと決まった仕事を繰り返すだけで、社内閉塞感が漂ってとても「仕事の内容に幅がある」状態ではありません。
成長業界で働くことで「仕事内容に幅が広がり」新しい人材とともに新しい仕事がが増えていくので、毎日がエキサイティングでやりがいを感じます。

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ユーザーの声が直接聞ける
最後に「フィードバック」「全体に関われるか」に関係することですが、ユーザーの声を直接聞ける仕事を選ぶとやりがいを感じることができます。
自分が手かげた仕事についてユーザーから感謝の声をもらえることはビジネスパーソンとしては冥利に尽きますよね。
会社の制度としてユーザーの声が集まる仕組みのある会社がおすすめです。


この5つであれば転職の際にチェックできるポイントですよね。ぜひやりがいのある仕事探し際は参考にしてください。
この5つが揃っていればやりがいを感じれ充実した仕事になりそうですね。
やりがいのある仕事探し
- 世の中にインパクトを与える"可能性"のある仕事
- リーダー・マネージャーといったポジション
- 上司が「任せる主義」の人のチーム
- 成長業界であること
- ユーザーの声が直接聞ける
やりがいのある仕事について まとめ
以上、やりがいのある仕事についてご紹介してきました。
自分が「昔からやりたかった!」という仕事に就ける人は実際にはほとんどいません。
しかし仕事をしていく上で「今の仕事やりがいがある」と感じることはできます。今回ご紹介した5つのポイントを参考してぜひ今の仕事からやりがいを見つけてください。
やりがいを感じる仕事
- 自分で仕事をコントロールできるか
- 仕事の内容に幅があるのか
- 適度な難しさがあるのか
- フィードバックがあるのか
- 全体に関われるのか
またどうしても今の仕事では「やりがいを感じない」という人も、転職の際に今回ご紹介した方法でやりがいのある仕事かどうかも事前に確認するのおすすめです。
ぜひ「今の仕事からやりがいを見るけるか」「新しくやりがいのある仕事を見るけるか」していきましょう。
仕事の充実は人生の充実につながりますので。
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